「点検を後回しにしていたら罰則があるらしい」と聞いて不安になった方もいるのではないでしょうか。フロン排出抑制法の点検義務を放置した場合に、実際どうなるのかを整理します。
フロン排出抑制法の点検義務とは
業務用エアコンや業務用冷蔵・冷凍機器(第一種特定製品)の管理者には、機器の点検(簡易点検・定期点検)を行う義務があります。あわせて、点検・整備記録簿の作成・保存や、フロン類の漏えい量が多い場合の国への報告も義務付けられています。
放置した場合に起こりうること
行政指導
点検が実施されていないことが判明した場合、まずは行政からの指導が入るのが一般的です。令和4年度には全国で1,000件を超える立入検査が行われ、200件近くで指導が行われた実績があります。
罰則の対象になるケースも
2020年4月施行の法改正では、機器を廃棄する際にフロン類を引き渡さなかった場合に、直接罰(50万円以下の罰金)が科されるようになりました。また、フロン類をみだりに大気中へ放出した場合は、1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金の対象となります。
機器トラブルの発見が遅れる
点検を怠ると、フロン類の漏えいや機器の不具合に気づくのが遅れ、結果的に修理費用がかさんだり、営業に支障が出たりするリスクもあります。
まとめ
フロン排出抑制法の点検義務を放置すると、行政指導や罰則の対象になる可能性があるだけでなく、機器トラブルの発見が遅れることで余計な出費につながることもあります。点検の頻度や記録の残し方に不安がある場合は、専門業者に相談するのが確実です。
よくある質問
Q. 点検記録簿はどのくらいの期間保存する必要がありますか?
A. 機器の廃棄後も3年間保存しておく必要があります。詳しい保存方法については、依頼先の業者や環境省のフロン排出抑制法ポータルサイトでご確認ください。
Q. 費用の目安はどれくらいですか?
A. 点検の種類によって異なります。詳しくはフロン点検の費用相場の記事で解説しています。
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